黒川塾(二十八)クリエイターのシンギュラリティ

おなじみ「黒川塾」で、「クリエイターのシンギュラリティ(技術的特異点)」をテーマに第28回の勉強会が開催されます。ゲストに五十嵐孝司(ArtPlay)氏、イシイジロウ(ゲームデザイナー/原作・脚本家)氏、内田明理(ユークス)氏を迎え、さまざまなディスカッションが繰り広げられます(以下リリース転載)

◆開催概要

2000年代に入ってゲームを取り巻く環境は大きく変化しました。従来のパッケージ型ゲームコンテンツから、PCネットゲーム、ガラケーなどのカジュアルなゲームトレンドへの移り変わりが起こりました。そして、デバイスはさらに進化しスマートフォンが我々の日常生活に欠かせないツールとなりました。

同時にゲームやそれらの周辺のコンテンツのありかたも変化してきました。短時間で、気軽に遊び、さらにネットワークによる他者との協業プレイによる見えざる連帯感の創出などがあります。

ゲームコンテンツの開発に関しても、新しいデバイスの誕生や、安価な開発ツールによるコンテンツ開発の簡易化が促進しました。ゲーム開発にかかる費用もクラウドファンディングなどの新しい仕組みにより、従来の大手パブリッシャーに寡占されたコンテンツの牙城も壊れつつあります。

それらの環境が整った現在、クリエイターの自由度はかつてないほどの高まりをみせています。今回の黒川塾では、第一線でコンテンツ開発に挑戦するクリエイターにスポットを当て、彼らのクリエイターとしての技術的特異点(シンギュラリティ)に迫ってみたいと思います。

今回の登壇ゲストは、大型クラウドファンディングに成功しコンテンツの開発準備を行う五十嵐孝司氏、大手パブリッシャーを経て独立し、新しいチャレンジを試みるイシイジロウ氏、ユークスへの移籍ともに自身のスタジオを設立した内田明理氏。今回も皆様の積極的なご参加をお待ちしております。今回も皆様とともにお時間を共有したいと思います。

◆開催日程

日程:2015年8月20日(木曜日)
時間:19:00開場、19:30開演、90分程度 終了後 軽食+懇親交流会あり
会場:御茶ノ水 デジタルハリウッド大学大学院 駿河台キャンパス
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア 3F
JR中央線 御茶ノ水駅聖橋口より徒歩1分
東京メトロ 千代田線・新御茶ノ水駅B2出口直結
参加費:事前申し込み 3500円(1ドリンク代込み 軽食あり)
当日料金 一般 4000円/ 学生 3500円(学生証をご持参ください)
デジタルハリウッド在校生割引 2000円(学生証をご持参ください)

申込みはこちら

◆ゲスト紹介・プロフィール

五十嵐孝司(いがらし・こうじ)

1990年コナミ入社。教育関係の部署にプログラマとして配属。その後、コンシューマ部門に異動。PCエンジン版「出たな!ツインビー」の敵プログラムを作成し、初商品化。PCエンジン版「ときめきメモリアル」でシナリオとプログラムを担当。「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」のシナリオプログラム、後期ディレクションを担当。「悪魔城年代記」「悪魔城ドラキュラ」から、「悪魔城ドラキュラ」シリーズのプロデューサーを数年勤める。2011年末にソーシャル事業に異動。2014年3月コナミ退社。6ヵ月ほど、フリーで過ごし、2014年9月16日株式会社ArtPlayの立ち上げメンバーとして参加。現在、同社、代表取締役プロデューサー。なお、コンシューマ用ゲームソフトBloodstainedのクラウドファウンディングで$5.5ミリオンの資金を調達し、同タイトルの開発体制準備中。

■イシイジロウ (いしい・じろう)

ゲームデザイナー/原作・脚本家 株式会社ストーリーテリング代表取締役 1967年兵庫県生まれ 広告・映像業界 を経て、老舗ゲームデベロッパー(株)チュンソフトに入社。その後 (株)レベルファイブに移籍。2014年独立。2015年株式会社ストーリーテリング設立。代表作ービデオゲームー監督作「タイムトラベラーズ」「428 ~封鎖された渋谷で~」「3年B組金八先生 伝説の教壇 に立て!」「リトルラバーズシリーズ」プロデュース作「TRICK×LO GIC」「極限脱出9時間9人9の扉」「忌火起草」アニメーションストーリー・プロジェクト構成「アニメ モンスターストライク」原作・脚本「UN DER THE DOG」プロデュース「CANAAN」

■内田明理 (うちだ・あかり)

プロデューサー/ゲームデザイナーとして、恋愛ゲーム、コミュニケーションゲーム、アクションゲームなど多様なヒット作を手がける。そのユニークな作品性とキャラクターからファンの間で「お義父さん」、「パパ」 などの愛称で親しまれている。 2015年3月16日、フリーへの転身発表がゲーム業界とファンの注目を集め、その動向が取り沙汰されていたが、ゲームの枠に捉われないデジタルコンテンツ制作の場として、株式会社ユークスに「内田lab」を設立する旨を発表した。