セイカちゃんも参戦! GGJ2017京都府精華町会場

全国22会場(1月10日現在)で開催と、過去最大規模の会場数で開催されるGGJ2017。中でも異彩を放っているのが京都府精華町会場です。精華町は漫画制作ソフト「コミPo!」発祥のキャラクター、京町セイカが広報キャラクターをつとめるなど、ユニークな気風で知られています。今回のGGJでも運営に地元自治体が関係していると聞き、興味津々。「コミPo!」の開発・販売元であり、会場の運営支援も行う大和智明氏(ウェブテクノロジ)にメールインタビューを行いました。

京都府精華町会場募集ページ

--「GGJ2017 京都府精華町」は京都府精華町が運営に関係されていると聞きましたが、そもそもどういった経緯で会場ができることになったのでしょうか?

大和:精華町公式の広報キャラクター「京町セイカ」ちゃんの誕生の際、マンガ作成ソフト「コミPo!」を通じてお手伝いしました。今回は精華町が取り組むゲームやマンガを通じての地域創生事業へのサポートの一環としてGGJ への会場提供をすることになりました。地方自治体での取り組みとしては珍しい取り組みだと思っています。

京町セイカ

--おもしろいこころみですね。ちなみに、過去に精華町が関係したイベント、ハッカソン、ワークショップ、ゲームジャムなどはあったのでしょうか?

大和:学研都市けいはんなの中心でもある精華町は、かねてより「科学のまちの子どもたちプロジェクト」を通じて様々なイベントやワークショップを行っているんです。もっとも、ゲームジャムは今回が初めてのチャレンジになります。

--公式サイトでは、会場が「けいはんなプラザホテル 第4会議室」と記されていますよね。具体的には、どういった感じの場所になるのでしょうか? また、宿泊も可能とのことですが、無料で泊まれるのでしょうか?

大和:「けいはんなプラザホテル」は学研都市けいはんな地区の中心にあるホテルです。仮眠室としてホテルの部屋をいくつか押さえていますので、快適に宿泊ができると思っています。今回宿泊には費用は掛かりません。

--なんと! ホテルに泊まれるゲームジャムとは、本邦初ではないでしょうか・・・うらやましい。

大和:ありがとうございます。ちなみに会議室は通常の会議スペースです。無線LAN などの環境も準備しています。

--また、京都府精華町会場に限定して、京町セイカちゃんの2D&3D データが利用できるとのことですが、具体的にどういったものでしょうか? ゲームエンジンやミドルウェアなどで使用できますか?

大和:はい、3D データはMMD データとして公開されています。それぞれの環境で使用できるかどうかは、事前にこちらからダウンロードして試していただけると安心です。2D データはPNG ファイル等で準備するので、利用しやすいと思います。

京町セイカ 3Dモデル公開ページ

--至れり尽くせりですね・・・。一方で二泊三日ではなく、一泊二日で開催されるとのことですが、どういった理由からでしょうか?

大和:今回は初めての開催のため、必ずしも二泊三日でなくても良いとのことから、短めに設定しました。今回の運営で感触がつかめれば、来年の開催は二泊三日にしたいと思います。

--たしかに、開催期間などが自由に設定できるのがGGJの特徴でもありますしね。主な参加者はどういった感じでしょうか? 学生とプロの割合はいかがでしょうか?

大和:今のところ「ゲームセンターあらし」などの作品で有名な、マンガ家で京都精華大学の教授でもある、すがやみつる先生が学生さんに声を掛けていただいたことから、こちらの学生さんがデザイナー職として参加する予定です。一方、プログラマーさんは今のところ応募が無い状態なんですよ。ということでプログラマーさんは絶賛募集中です。

--それは確かに厳しいですね。関西在住のプログラミングスキルがある皆さん、ぜひご参加をお願いします! ちなみに会場の周りにご飯を食べたり、買い出しが可能な場所(コンビニなど)はありますか?

大和:はい、会場に隣接して早朝から深夜まで営業をしているスーパーがあります。また、飲食店なども集まっています。コンビニだけが近くにはないんです。

--おお、スーパーが近いのは心強いですね。あとは事前にインストールしておいたり、予習しておいた方がいいツールなどがあれば教えてください。

大和:会場に限定して特別にというものはありませんが、京町セイカちゃんの3Dデータに興味がある方は事前にチェックしていただけると良いと思います。

--ありがとうございます。それでは最後に、参加を逡巡されている方にアピールポイントなどがあれば教えてください。

大和:今のところ、デザイナーさん以外の応募がないので、プログラマーさんプランナーさんなど、ぜひぜひご応募ください。

GGJ2017は京都と名古屋に3会場ずつが発足するなど地方開催が熱い! しかも京都府精華町会場は本邦初(おそらく)の自治体連携開催ということで、今後のモデルケースになるといいですよね。どのようなゲームが作られるか楽しみです。