IGDAスカラーがVR空間内で3DCG制作を行うためのプラグインを開発・販売

IGDA日本では毎年CEDEC&TGSに向けてスカラーシップを実施中です。2011年からスタートした本プログラムを通して、すでに80人強の学生がCEDECとTGSに参加してきました。そのうちの何割かは卒業後にゲーム業界、また何割かは一般企業に就職。そして何割かは起業という道を歩んでいます。VR空間内で3DCG制作を可能にするプラグイン「MARUI」を開発・販売する合同会社MARUI Plug-Inもその一つで、2015年にCEDECスカラーだったKrichenbauer Maximilian君(奈良先端科学技術大学院大学出身)が中心になって2016年に起業しました。

2015年CEDEC体験レポート

動画を見ればわかるように、MARUI Plug-Inは3DCGをVR空間内で作成するためのプラグインで、現在はMayaとOculas Rift/HTC Viveに対応しています。下記動画ではMARUIを使用することで、従来のマウスとキーボードによる作業に比べて作業効率が20%アップしたとしています。

MARUI Plug-Inの最新版は1.5.9で、新たに視点保存やコントローラのボタン配置設定、ガンマ編集によるVRの明るさ設定といった機能が加わりました。サポートは日本語・英語・ドイツ語に対応し、ビジネスモデルは年次/月次ライセンス制となっています。