ヒューマンアカデミーがフランスに進出

ヒューマンアカデミーの岡本成正氏(代表取締役プレジデント)は4月22日にフランス大使館で講演を行い、今秋に仏アングレーム市で開校する日本マンガの専門学校について、その狙いと大使館による進出支援について紹介しました。同校ではすでにタイで同様のマンガ専門学校を開校しており、海外での開校は二校目となります。【関連資料はこちら

フランスはアメリカに次ぐ世界二番目のマンガ消費国で、バンド・デシネと呼ばれる独自のマンガ文化を持ち、日本のコンテンツも高い人気があります。すでにフランスではマンガ専門学校が十数校存在しますが、岡本氏は「日本人の講師を派遣し、日本式の漫画の描き方を直接教えることで、差別化を図りたい」と語りました。1学年は約40名で、最大120-150名程度の規模になるそうです。

カリキュラムは3年式で、1年目はマンガの描き方と日本語教育を行います。2年目以降はマンガ・アニメ・ゲームとコースが分かれ、より実践的な技術を学んでいきます。卒業後は日本でのデビューをはじめ、さまざまな業界で活躍できる人材を育成するのが狙いです。同校が東京で開催中のマンガ塾への参加なども検討中されています。

進出にあたっては現地視察のコーディネートや各種アドバイスをはじめ、さまざまな支援を受けたとのこと。中でもアングレームは欧州最大の国際漫画祭が開催され、アニメスタジオが地元に多いことなどが決め手になったと語りました。技術と日本語教育をあわせて行う点が特徴で、海外クリエイターを雇用したい日本のゲーム開発会社にとって注目かもしれません。

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