Game Developers Conference 2020 日本語情報:ゲームナラティブ

GDC2020日本語情報の特設ページです。3月16日(月)~3月20日(金)に開催されるGDC2020のうち、ハイライトセッションの参考訳情報を掲載しています。


ゲームナラティブ
Game Narrative

ゲームナラティブ講習の1週間

インタラクティブなストーリー展開をさまざまな形で学びましょう。AAA級の大ヒット作、インディーゲーム、モバイルゲーム、ソーシャルゲームなどを例にとり、ストーリー展開の基礎から実践的なケーススタディまで行います。


ゲームナラティブサミット
Game Narrative Summit

2日サミット | 月-火 | 3月16日-17日

現在進行形で進化中のインタラクティブストーリテーリングに熱心な関心を持つライター、デザイナー、プロデューサーなどの人のための先進的な理論や実践的なケーススタディをカバーしたゲームナラティブサミットに参加しよう。

すべてのセッション(公式英語ページ)


遊ぶことは知覚する:ゲームにあなたの世界観をどのように形作り、反映するか
Playing is Perceiving: How Games Shape (and Reflect) Your Worldview
Tameem Antoniades (Ninja Theory)
Jodie Azhai (Teazelcat Games)
Jen Beeston (University of York)
James Cook (University of Edinburgh)
Iain Dodgeon (Wellcome Trust (SREE))

このパネルでは、移住、健康、貧困、民族、科学、性別、性別など、さまざまな問題やトピックを描く際の課題と機会を探ります。ケーススタディを通じて、文化的なお約束を再考することが社会的な利益を提供するだけでなく、重要かつ商業的な成功を可能にする方法を示すでしょう。これは、画面上の世界を表現しようとすることの課題、成功、落とし穴について、活発に率直かつ気さくに議論するパネルです。ゲームデザインに多様な視点をもたらす方法と、このアプローチの利点を、参加者やそのスタジオ、プレーヤーにもたらす実践的な理解を得られるでしょう。

得られるもの
参加者は、ステレオタイプを回避し、ゲームデザインに新しい視点を適用するメリットを最大限に活用できるように、文化の変化を再定義するための洞察を得ます。さらに、彼らはゲーム業界以外から得られる専門知識をどのように活用するか、そしてどのようにゲームが自分の世界観を形作ることができるかを知ることになるでしょう。

想定される参加者
開発者、デザイナー、アニメーター、オーディオエンジニア、ライター、プロデューサー、ビジネス開発、アーティスト、および市民参加や文化的変革などのための非商用ゲームを使用することに関心のある利害関係者。必要とされる事前の経験はありません。


バックトゥ「ボーダーランズ」:発売後7年目にDLCを作り出す
Back to ‘Borderlands’: Writing DLC 7 Years After Release
Connor Thomas Cleary (Gearbox Software)
Danny Homan (Gearbox Software)
Sam Winkler (Gearbox Software)

この講演ではギアボックスとギアボックスケベックスタジオが「ボーダーランズ2」向けのDLC第5弾を発売から7年たってからどのように開発・発売までこぎつけたのかについてお話しします。ライター達は主役悪役を活かし、ボーダーランズ3への道筋を付けた手法を紹介します。

得られること
参加者は何年も前に一度終わったように見えるストーリーをもう一度利用するチャンスとその際の障害となる点について学べます。この講演では同じ声優や編集者をもう一度集めて、世界観を単純に繰り返すのではなく拡充してゆく手法についても紹介します。

想定される参加者
ゲーム開発に関わるどのようなレベルの方でも歓迎。既存のIPの開発をしている方や、既存の手法に新たな要素を取り込みたい方も得るところがあるでしょう。


ゲームナラティブサミット:Botから「バンダースナッチ」まで:恋愛ゲームの未来
From Bots to ‘Bandersnatch’: The Future of Interactive Romance
Heidi McDonald (Disruptor Beam)

「デジタル恋愛:ゲームにおけるロマンスと性的アピール(Digital Love: Romance and Sexuality in Games)」の作者Heidi McDonald氏が著作における理論をさらに拡充し、さまざまなメディアにおけるインタラクティブな恋愛要素に対するより包括的な見方を紹介します。更にゲームシナリオライターにとってどのような恋愛要素ならゲームに取り入れる検討をする価値があるかについてもお話しします。

得られること
参加者はメディアにおける恋愛要素についてより包括的な視野を得ることができ、ライターはどのような部分にそれを取り込むべきかを理解できるでしょう。今後より洗練されていくさまざまなメディアにおいて有用な5つのコアコンセプトを紹介します。

想定される参加者
この公演はシナリオライター、デザイナーなどのゲーム内における恋愛要素と性的アピールに興味をお持ちの方や恋愛ジャンルに関心のある業界の方向けです。


ゲームストーリーテリングファンダメンタルズワークショップ
Game Storytelling Fundamentals Workshop

1日サミット | 月 | 3月16日

1日でわかるストーリーテリングの基礎
Storytelling Fundamentals in a Day
Evan Skolnick (Independent)

このストーリー開発基礎講座はゲームのナラティブを改善しようとしている全ての方を対象としています。MarvelとTelltaleで活躍するベテランライターのEvan Skolnickを招き、ナラティブの構造、心に響くキャラクター造形、ストーリーテリングの最適手法などを一緒に学ぶことができます。
ゲーム開発にかかわるほぼ全てのメンバーがゲームナラティブの構築に何らかの形で関わっており、多かれ少なかれストーリーテラーとして働いているといえます。しかし製作メンバー全員が同じアイデアを共有していなければストーリーがぼやけてしまうことは避けられません。このセッションはゲームのストーリーをひとつの方向に進めるためにどのような共通のリファレンスを作ったら良いかを紹介します。
昨年の参加者(デザイナー、アーティスト、エンジニア、ライターなど)は「面白かった」「参考になった」「最高にすばらしかった」と口々に言っていました。

得られること
参加者はストーリーのセオリーの基礎におけるナラティブの位置づけを理解できるでしょう。またキャラクター作り、背景要素の伝達、真実味の持たせ方、それらを用いたプレイヤーへのインパクトを与える手法などを学べます。講義を通じてコンセプトをより深く理解し、面白く実践的な練習を通じて身に着けることができます。

想定する参加者
主にストーリー開発経験の少ないゲーム開発者向け。予備知識は必要ありません。しかし、オタクカルチャー(スターウォーズ、ロードオブザリング、エイリアン、ターミネーターなど)の一般的知識やストーリー重視で有名なゲーム(バイオショック、ポータル、ハーフライフ、アンチャーテッドなど)の知識があればベターです。


ゲームナラティブ レビュー 優秀作
Game Narrative Review Winners

毎年、先進的なゲームデザイン教育を受けている学生たちによる「ゲームナラティブレビューコンペティション」では、ゲームタイトルを選びナラティブ要素を詳細に分析します。その結果をまとめた小論文は、GDCのゲームライティングボードの査読を受け、最も評価の高かった応募作はレビューをビジュアルにまとめたポスター発表に招待されます。優秀作のポスターはGDCゲームナラティブサミット会場前に展示されます。

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