効果音作成ツール「GameSynth」で最新版となる2022.1がリリース、「より大きく」「より速く」「よりスマートに」を実現

ゲームのオーディオツールなどを開発・販売するTsugiは、効果音作成ツール「GameSynth」で、最新版となる2022.1をリリースしました。今回の大規模アップデートにより、プロシージャルに効果音を作成できるツールとして知られる「GameSynth」が、「より大きく」「より速く」「よりスマートに」生まれ変わります。既存ユーザーの新バージョンへのアップデートは無料で、4 月 30 日まで30%OFF セールを実施中です(通常価格 39,000 円→27,300 円)。

より大きく~大量のデータを管理

  • 大量のサウンドパッチ(効果音モデルの作例)が追加
    • 1000 以上の効果音モデルを集約した、世界最大規模のリポジトリで、欲しいサウンドモデルの試聴・検索が手軽に行えます。どれもが高品質で、かつ大胆な音のカスタマイズ、効果音バリエーションの量産もできるため、あらゆる制作に活用できます。
  • 新たなサウンドモジュールも複数登場
    • 全 135 種類のサウンドモジュールを自由に組み合わせることで、あらゆるジャンルの効果音を作り出せます。(新モジュール一例:Horn、Parametric ジェネレーター、Stutter、WaveFolder エフェクト、Drifter コントロールなど)
  • VoiceFX 専用の新エフェクトラックも複数追加
    • 収録したキャラクターボイスに、モンスター、ロボット風などの凝った加工を施せます。(新エフェクト一例:Comb Filter、Frequency Shifter、Resonator、Spectral Delay、Stutter、Tube など)
  • 「新たなスクリプト描画関数」「SVG 画像読み込み機能」
    • マウスやペンタブで線を描いて音を作れるスケッチパッドにも新機能が追加されました。
  • 新たに Audacity、GameMaker Studio との連携機能を追加
    • 従来の Unity、Reaper、Wwise などの他にAudacity と GameMaker Studio にもデータをエクスポートできるようになりました。また、Houdini、Blender 等に加えて、Live2D と GameMaker Studio からもアニメーションカーブをインポートできるようになり、絵の動きにシンクロした音作りが、さらに便利になりました。

より速く~さらに洗練されたUI

  • 便利な「モジュール呼び出し画面」が登場
    • モジュールタイプ、名前、最近使ったもの、お気に入りから、欲しいモジュールを素早く呼び出せます。
  • スナップ・自動配線機能が登場
    • モジュールの接続を大幅にスピードアップできます。
  • ワイヤーコンテキストメニューを実装
    • 同系統のピンに一括接続できます。
  • 部分再生とクイックアナライザー
    • 信号の分析がより素早く行えます。
  • 新たな書き出しオプション
    • 複数のメタパラメータをスキャンして、効果音バリエーションを一括で書き出しできます。

よりスマートに~AIによるサウンド検索機能

  • 新登場・聴覚的特徴に基づくリポジトリマップ
    • GameSynth がホストしている大量のサウンドモデルを、マップ上で「似た音同士をお互いの近く」に配置する機能です。つまり「似た音」を見つけやすくなるため、効果音演出のワークフローがより創造的なものになります。
  • スマート検索機能も登場
    • 手持ちの音声素材を取り込み、それと似たサウンドモデルを探し出すことができるので、パッチセッションがすぐに始められて便利です。
  • 使用するモジュールタイプに基づく検索
    • 「どのモジュールを使っているか」でのパッチ検索も可能になりました。音作りの学習や実践的なアイディアが得られます。
  • ランダムパッチ作成機能の向上
    • ボタン1つでランダムに音を作り出す自動作成機能も強化。より多彩な設計を生み出すようになりました。