GAME CREATORS CONFERENCE ’16でタイムテーブルが発表(3/5)

3月5日に大阪で開催が予定されているゲーム開発者向けの大規模勉強会「GAME CREATORS CONFERENCE ’16」で、新たにセッションタイムテーブルが公開されました。また当初の15セッションから18セッションに拡大開催されることが明らかになりました。

セッションタイムテーブルはこちら

なお、受講チケット・懇親会の参加チケットも完売したとのことです(追加販売や当日販売はありません)。

このほか、下記3セッションが注目セッションとしてピックアップされています。

■ゆるドラシルの作り方 【エンジニアリング】

cocos2d-x をベースに開発し、現在も運営中の『ゆるドラシル』について、WebView とネイティブ部分を両立させたハイブリッドアプリとしての運用と、2D アニメーションソフト『Spine』によるキャラクター制作を軸としてお伝えします。

講師:前田 悠希
クローバーラボ株式会社技術部。2013 年、クローバーラボ株式会社に入社。ゆるドラシルのメインプログラマー

■STREET FIGHTER V Art Direction 【アーティスト】

STREET FIGHTER V における、アートディレクションをお話します。STREET FIGHTER V のビジュアル制作には、これまで弊社が 30 年間蓄えてきた格闘ゲームのノウハウを、余すことなく詰め込んでいます。それらのアート部分のノウハウの紹介、現存する当時の資料、それらの最新技術への落とし込み方について、実例をベースにお話させていただければと思います。どちらかというと、テクニカルな内容は少なめで、格闘ゲームのビジュアル制作に対しての弊社なりの考え方の紹介が中心となります。

講師:亀井 敏征
株式会社カプコン CS 第二開発統括 第二開発部 第二グラフィック室 大阪グラフィック制作チーム。「株式会社ディンプス」「グリー株式会社」を経て、2013 年「株式会社 カプコン」入社。これまで「STREET FIGHTER IV」シリーズ、今作「STREET FIGHTER V」のアートディレクションを担当。また、CEDEC 運営委員会 ヴィジュアルアーツ分野 セッションプロデューサーとして、CEDEC 2011~2014 の間、務め上げる。

■講演経験

CEDEC2010 テクニカルアーティストラウンドテーブル(前編・後編)
CEDEC2011 リギングパネルディスカッション
CEDEC2011 VA 分野開発技術ロードマップ検討会
CEDEC2013 CEDEC CHALLENGE スカルプト・マイスター (司会)

■ゲームの楽しさは計測できるのか? 【コラボレーション/ゲームデザイン】

「どうしてゲームをするの?」「楽しいから…」ごく普通に語られる会話であるが、「じゃあ、どう楽しいの?」と聞かれても、簡単には答えられるものではない。感覚的にはわかる「楽しさ」も客観的に捉えようとすると、実はかなり難しいお話となる。本講演では、開発現場と学術世界での取組みを対比しつつ、ゲームの楽しさと設計、その計測について議論を行う。

講師:片寄 晴弘
関西学院大学:大学で真面目にエンタメの研究をしています。

藤井 叙人
関西学院大学:ゲーム AI の「人間らしい」振る舞いの自律的獲得とその構成要素の研究をしています。

簗瀬 洋平
Unity Technologies Japan:1995 年よりゲーム開発に携わり、「ワンダと巨像」「Folks Soul 失われた伝承」「魔人と失われた王国」などのプロジェクトに参加。2012 年よりゲームデザイン研究者に転身。