学生が集中して取り組んだ45時間のゲーム開発。「アーツゲームジャム」レポート

NPO法人IGDA日本が教育課程編成委員を派遣しているアーツカレッジヨコハマ(神奈川県横浜市)のゲームクリエイター学科主催で、11月16日から18日まで「アーツゲームジャム」が開催されました。

ゲームジャムは研修施設のマホロバ・マインズ三浦で行われ、2年生23名が5チームに分かれ、45時間にわたってテーマをもとにゲーム開発に挑戦しました。

2年生の皆さんは、4月から9月まで東京ゲームショウに向けたチーム制作は経験しているものの、短期間でゲームを制作するのは初めてとの事で、皆さん寝る時間も惜しんでゲーム制作に取り組んだようです。

ジャムの様子を写真でご紹介します。

会場の様子です。45時間スタートが切られました。

グループディスカッションでゲームのコンセプトを固めていきます。

今回のテーマは「へんしん」で、模造紙にマインドマップを作成し、アイディアを広げて行きました。

今年度は(有)熱中日和で代表取締役をつとめる花井直人先生(左)にもご参加いただきました。

花井先生の開発に関するアドバイスを真剣に聞く学生たち。

2日目の夕方におこなわれたβ版の報告会。実装したものがカタチに表れてきました。

徹夜でゲーム作りに挑戦する学生たち。2日目の夜はさすがにうとうとと・・・。

制作終了後は皆で試遊会をしました今年の優勝チームはDチーム!
NPO法人IGDA日本・副理事長の中林寿文様より賞状が授与されます。

終了後にみんなで記念撮影! 疲れの中にも充実感が見られます。

ゲームジャム終了後に学生から何を得たか、アンケートが行われました。以下にその一部を御紹介します。

  • チーム全員がきちんと意見することの大切さを学んだ。
  • 常にゲームのイメージを全員で共有できていた事が優勝につながったと思う。
  • 45時間で4人でも大まかにゲームを作ることが出来るのだなと思いました。
  • 各担当(プログラマー、グラフィッカー、プランナー)などに全てを任せず全員で把握することが大事なのかなと思いました。
  • 最初に何をやるのかを決める仕事の分配と何時までにその作業を終わらせるかなどの時間配分をやっておかないと、あとあとでやっていなかったことが見つかったりと後から焦ることになるので、仕事の分配と時間配分は大事ということと、班での会話はとても大事だと思いました。
  • やっぱり話し合いは大事です。定期的に話し合いをしていたので皆のゲームの完成像がぶれないでいられたと思います。

今年で二回目となったアーツゲームジャム。今回の経験が良い糧になることを期待しています!

(伊藤淳/アーツカレッジヨコハマ)