TGSスカラーシップ体験レポート① 林田悠汰

TGSスカラーシップ2018に参加させていただきました、総合学園ヒューマンアカデミー秋葉原校 ゲームカレッジ プランナー専攻1年の林田悠汰と申します。
本レポートでは、私が今回の4日間のスカラーシップで体験し、学んだことを、時系列に沿って述べさせていただきたいと思います。

まず、1日目はスタジオツアーです。グリー株式会社様、あまた株式会社様、株式会社ビサイド様の順で訪問させていただきました。
業界の方と多くのお話をさせて頂き、非常に有意義な時間となり、自分のビジョンに向けて何をすべきかを知ることができ、とても勉強になりました。
また、開発現場の見学もさせて頂き、どのような現場で仕事されているのか、社内の雰囲気はどのようなものなのかを見ることが出来ました。
各社様の開発現場ではそれぞれの特色があり、より、自分が将来働きたい業界の環境を明確に知ることが出来ました。

2日目は東京ゲームショウのビジネスデイです。
まず、私たちは基調講演を聞きに行きました。
認知度が海外と比較すると大きく出遅れた「eスポーツ」が日本で認知度を上げるために、どのような取り組みが必要なのか。
また、日本市場で「eスポーツ」が拡大していくためには何が必要なのか、何が求められているのか。
主にこの2点の話を基軸に講演は展開されていきます。
最終的に、「日本のeスポーツの5つの課題」が結論として挙げられ、私は、「eスポーツ」が日本市場で拡大していくために必要なものを知りました。
今まで、恥ずかしながらほぼ興味を持っていなかった「eスポーツ」市場のこれからには、大きく着眼する必要があると、気持ちを改め、市場の動向は目を向けようと思いました。
午後は、日本ゲーム大賞の発表まで東京ゲームショウの出展ブースを巡り、どのようなゲームが出展されているかを確認致しました。
日本ゲーム大賞の発表では、多くのジャンルのゲームが優秀賞受賞作品に選出される中、バトルロイヤルゲームが2作品選出されたことに、私は着眼致しました。
私事になりますが、私の知人にゲームをほぼやらない人がいます。その知人でさえ、スマートフォンでバトルロイヤルゲームをやることがあるのです。
それほど、バトルロイヤルゲームは日本でも進出しているジャンルなのだなと認識致しました。
幅広いジャンルのゲームがあり、それぞれのプレイヤーの需要も研究しないといけないと感じました。
東京ゲームショウ1日目が終了してから、企業の方とホテルでお話しする機会をいただきました。
非常にためになるお話や、色々な業界のお話をしていただき、とても充実した時間でした。

3日目は東京ゲームショウのビジネスデイ2日目です。
3日目は、主に昨日の出展ブース巡りの中で気になったゲームをプレイしました。
また、学校のブースを視察して、学生の作品もプレイし、同じ学生がどのようなゲームを作っているのかを確認致しました。
同じ学生が作った面白いゲームを実際にプレイして、私は、この面白いゲームを超えるような、プレイヤーの皆様に喜んで楽しんでもらえる、面白いと思っていただけるゲームを企画できるように、もっと多くのことをインプットをして、精進しなくてはと、とても刺激を受けました。
東京ゲームショウ2日目の後は、センス・オブ・ワンダーナイトを見に行きました。
“見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっと、自分の世界の何か変わるような感覚”を引き起こすゲームアイデアのプレゼンテーションの場と聞き、企画職をめざす私としては非常に楽しみでした。
プレゼンテーションされる作品はどれも独創的で、まさに”自分の世界の何か変わるような感覚”に陥りました。
発想の幅はほぼ無限大であり、プレゼンテーションを聞いて、私の発想の幅の広がりを強く感じました。
センス・オブ・ワンダーナイトの後はインターナショナル・パーティに参加しました。
パーティでは、業界の方や、海外の方とも交流するチャンスがあり、非常に有意義な時間となりました。

スカラーシップ最終日の4日目は、東京ゲームショウの一般公開日1日目です。
昨日までのビジネスデイと異なり、一般のプレイヤーとなる方々が多数来場され、会場の雰囲気は異なるものとなりました。
一般公開日は、どのようなゲームがユーザーの方々に好かれているのか、目を惹かれているのか、興味が湧かれているのかを観察することが出来ました。
市場調査やリサーチは、ゲームを企画・立案するうえで大きな意味を示すことが、今回の一般公開日でのユーザーの動向観察で改めて知りました。
また、出展側もどのようにしたら、来場者の方々の目を惹けるか、興味を示してもらえるか、様々な工夫が見られ、広報も非常に重要なユーザー獲得に必要なのだと感じました。

今回のTGSスカラーシップは、私にとって大きな経験となり、知見の幅を広げる場となりました。
多数の業界の方ともお話ができ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
また、私の作った企画書への講評なども業界の方からいただき、改善点やアドバイスを指導していただきました。
4日間のTGSスカラーシップで得た経験を活かし、将来に向け、邁進していこうと思います。
最後になりますが、このような場を設けて下さったTGSスカラーシップ関係者の皆様、企業の皆様に深く御礼申し上げます。