TGS 2025 スカラーシップ体験レポート⑦ジョセフ・アジボラ

はじめに

こんにちは! ジョセフ・アジボラです。アメリカに住んでいます。UC Merced(米カリフォルニア大学マーセド校)の4年生です。子供の時、日本のゲーム業界で働くのが夢でした。二年半ぐらい日本語を勉強しています。このレポートは英語で書きました(注:翻訳ツールで日本語に翻訳し、微修正しました)。

私は任天堂、ソニー、セガ、スクウェア・エニックスといった企業に感銘を受け続けてきました。彼らのゲームは、私の人生の困難な時期を支えてくれました。私も同じように、人々が楽しめるビデオゲームを作ることで、誰かの支えになりたいと考えています。高校時代から、Gameheadsというグループ名で複数人と小さなゲームプロジェクトを制作してきました。東京ゲームショウ2025で披露したゲームは、これまでのところ4作目のプロジェクトです。

本年開催の東京ゲームショウでは、IGDA Japanブースにて『ミラーマジッカ』を披露する光栄に浴しました。私は本作のプロジェクトマネージャーを務めています。日本でのゲームカンファレンス参加は今回が初めてでした。

『ミラーマジッカ』とは?

『ミラーマジッカ』は、不安や弱さを破壊するのではなく受け入れることで向き合うFPSです。プレイヤーは主人公を操作し、不安を撃ち、気絶させ、抱きしめます。プロジェクトは今夏に開発を開始し、6名がUnityエンジンを用いて制作しました。現在も開発中です。ゲームの詳細情報はInstagramで発信中です、ぜひフォローしてください。

TGS体験記

TGS2025初日、私は早めに来場しました。しかし小野さんとの面会時、日本語が完全に詰まってしまいました。学術の場以外で日本語を話すのは初めてで、全員が流暢な日本語を話す中、コミュニケーションが困難でした。言語は理解できても、初歩的なフレーズすらほとんど話せなかったのです。幸い、IGDA日本には英語でコミュニケーションが取れたメンターがいたため、完全に途方に暮れることはありませんでした。正直なところ、良い第一印象を与えられたかどうかは定かではありませんでした。それでも、私は最善を尽くそうと意気込んでいました。その日の残りの時間は、一般客に自分のゲームを説明したり、展示会場に慣れたりするのに費やされました。

初日は日本語でゲームを説明するのが少し難しかったのを覚えています。英語で説明して、うまくいくことを願うことも多かったです。言語の壁のため、その日はあまり多くの人がゲームをプレイしに来ませんでした。しかしイベント期間を通して、私は日本語を話すことに慣れていきました。二日目には、以前よりも流暢にコミュニケーションが取れるようになっていました。その結果、人々にゲームをよりよく説明できるようになりました。IGDA日本の方々も、プレイヤーを呼び込むのに協力してくださいました。その支援には心から感謝しています。

『ミラーマジッカ』は全体的に好評でした。ただし難易度はやや高めで、全クリアできたのはプレイヤーのうち15名のみでした。プレイヤーにとって過酷すぎないよう、ゲームを少し調整するべきか否か、検討する必要がありそうです。難易度は高かったものの、プレイした方々は皆楽しんでくれました。

ゲーム展示以外にも、ゲーム業界の多くの方々と知り合うことができました。また、同業者との友情も築けました。最初は他者との交流に少し圧倒されましたが、温かく迎え入れていただき、とても心強かったです。皆が本当に理解を示し、私が仲間外れにならないよう最善を尽くしてくれました。ビデオゲーム業界に貢献できる多様な方法についても、いくつか新たな知見を得ることができました。

結論

初めての海外渡航であり、米国外での初めての体験となった東京ゲームショウ2025は、忘れられない経験でした。そもそも、こんなに早く日本へ渡航するとは思ってもみませんでした。IGDAスカラーシップには気まぐれで応募し、すぐに忘れていたため、早朝に届いた合格通知メールには衝撃を受けました。採用されたことには心から感謝していますが、なぜ私が選ばれたのか疑問に思う部分もありました。それでも約2週間後、私は誰も私を知らず、私も誰も知らない全く新しい環境に身を置いていました。そして私は会場で目立っていて、集団から浮いていました。

直面した困難にもかかわらず、この素晴らしい機会に参加できたことに心から感謝しています。夢に近づくにはまだ長い道のりがあります。しかし今、ゲームを通じて他者を喜ばせるために必要なことが、はるかに明確に理解できました。改めて、この機会を与えてくださったIGDA日本の皆様に感謝申し上げます。皆様の支えがなければ、これほど素晴らしい人々に出会うことは叶わなかったでしょう。また、理解を示してくれた他の奨学生の方々、そして歩みの一歩一歩を支えてくれたアメリカの家族、友人、チームにも感謝の意を表します。