初めまして。和歌山大学システム工学部デザイン情報学科の大田祐右といいます。
大学でゲーム制作団体に所属し、キャラクターデザイン等をやっています。
会社見学と就職に関して
- スカラーシップの1日目は、東京都内の3つのゲーム会社「株式会社ディー・エヌ・エー」「ジープラ株式会社」「株式会社Aiming」の会社見学ができるスタジオツアーでした。
- 「デッサンがまだまだ足りないと思う」「もっと自分の実力とやりたいことを伝える努力を」と、熱心な指導をしていただいたことは、自分の今後の活動に対する考えを固める大きな手助けとなり、本当に良い経験をしたと思っています。
- それぞれの会社に特有のカラー(?)があることも実感できました。
- DeNA
- ゲーム作りに対する真摯な態度
- ジープラ
- ゲームという枠にとらわれない
- Aiming
- ユニークな採用法
- DeNA
- 3社の会社見学を経て、Unituなどの普及で誰でもゲームが作れるようになった分、学生の間にゲームについて学べる事、実践できることが多くなっている。
- すなわち、学生のうちにゲーム制作経験をしているのは就職活動のアドバンテージになりうるのだと思いました。
CEDECの感想
- CEDEC開催の当日は毎朝集合した後は自由にセッションを見て回ることができました。初めてなので、出来るだけ多くのセッションを闇雲に回りました
- 2Dグラフィックスの需要、まだまだある
- コンシューマではもうほとんど残っていないが・・・
- 自分にも利用できる2DアニメーションツールであるSpriteStudioが本当に業界水準になってたのが印象的
- UIデザインについてのセッションが多かったのが嬉しい。
- 具体的な制作フローや活動内容を解説するセッションはとても参考になった。
- MAYAで作ってることにびっくりしました(Fate/GO)
- PERACONで200人近い参加人数に対して63位をとり、個人的によくやったとおもってます。
- 同じ和歌山大学出身がなんと9位、16位にランクインし大学の知名度が少しは向上したのか非常に嬉しいことでした。
- また、CEDECデベロッパーズナイトでも様々な業界関係者と学生に出会い、刺激をもらいました。
デザイナーの役目
- イラストと3Dモデルは外部発注、海外発注で済んでしまう。
- 便利なツールも増えてきて、誰でも簡単に絵やモデル、2Dアニメーション素材が作れる。
- 本格的に「その人の持つ技術」の価値が薄くなっているのが現状で、今回のツアーを通じてそれを実感。
- これはデザインに限った話ではなく、Unityなどのゲームエンジンの普及で「ゲームを作ること」自体がすごく簡単になりました。
- もっと自分の本質的な力を付けるべきだと
- 例えば、総合力のあるデザイナー(アーティスト)。プランナー(ゲームデザイナー)と同じようにゲーム企画について良く考えられる能力。プログラマに実装してもらう時も実りのある話し合いができるような人物。
- このような動き方やアプローチの仕方は会社の中でゲーム制作で密接にかかわりあう立場でないとできない。
- 大学で学んだ経験も生かせるのでは? とも感じました。
- これからどのようなキャリアを積みたいか? しっかりとしたビジョンを持ちたいと感じました。