サステイナブル社会をアピールする第4回シリアスゲームジャムが開催されました

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2月20日・21日にKlab株式会社で『ゲームの力で世界を救え!第4回シリアスゲームジャム』(主催:日本デジタルゲーム学会研究委員会ゲーム教育専門部会)が開催され、社会人・学生あわせて37人が参加。「サステイナブル社会」をPRするゲーム5作が制作されました。

チーム1:星にに住む人

「星空が見たい」というお婆ちゃんの願いを叶えるために、ゴミを分別していくアクションゲーム。ステージクリアすると地球が綺麗になって星空が表示される。

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チーム2:全自動缶はこびアルゴリズムロボットをつくろう!

ブロックを組み合わせてロボットに命令を与え、空き缶をゴミ箱に運んでいくゲーム。

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チーム3:ペオ君の快適生活

無人島で魚をとりながら、環境にも配慮しつつ、主人公のペオ君をできるだけ長く生き延びさせるというライフシミュレーションゲーム。今回制作されたバージョンがネット上に公開されている。(MicrosoftEdge、Firefoxを推奨)

プレイ画面

チーム4:SPACE COLONY Side-Earth

刻々と状況が変化し、イベントなども発生するスペースコロニーの住環境を調整しながら、300年間維持し続けていく経営シミュレーションゲーム。
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チーム5:ガラクタの地球VR

地球から放出されていくゴミをリサイクルしたり、焼却したりしていくOculus Rift専用シューティングゲーム。

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イベントの模様はYoutubeで録画公開されています。

開会式・企画発表

中間発表

会場レポート

最終発表

今回のゲームジャムの特徴は約4割が女性という参加者の多様性。チームによっては女性比率の方が多かったほどです(集合写真は主催者や見学者が混じっており、せっかくの女性比率が低下しております……)。プロの開発者の割合も多く、全15時間という短い制作期間にもかかわらず、全チームが実際に動作するプロトタイプ作りを果たしました。1チームだけ東京工科大学生で固められたチームもあり、Oculus Riftを用いたVRゲーム制作にチャレンジし、みごとデモを完成させました。

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今回のテーマは「サステナビリティ社会のPR」ということで、いきなり耳慣れない言葉に戸惑った様子の参加者たち。持続可能性という意味で、特に地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発などを実現していくことを意味しています。こうした難しい概念もゲームにすれば楽しみながら学べるという狙いがありました。参加チームは東京工科大学工学部の大久保友雅氏よる事前レクチャービデオを参考に企画を作成。事前に提出されたペラ企画では「サステイナブル社会のトレードオフが学べる」「バランスが学べる」「循環が学べる」と、学習ポイントがアピールされました。

サステナビリティ社会解説ビデオ 第1回「エコ」と「サステイナブル」

解説資料

一方、閉会式では最優秀賞に惑星の環境を維持しながらペオくんを長生きさせる「ぺオくんの快適生活」。優秀賞とサステイナブル賞にゴミを分別して美しい夜空を取り戻す「星に住む人」。KLab賞にスペースコロニーの環境をメンテナンスする「SPACE COLONY」が受賞しました。中でもサステイナブル工学の専門家で、東京工科大学工学部の芝池成人氏は「サステイナブル社会は手段であって目的ではない」と解説。全チームの中で唯一「美しい夜空を取り戻す」という、夢のある社会の実現を掲げた「星に住む人」に対してサステイナブル賞を贈賞したと語りました。

もっとも時間制限などから5作品すべてがプロトタイプに留まっている点も事実。主催者である東京工科大学メディア学部の岸本好弘氏は「ぜひ継続開発して完成をめざして欲しい」と呼びかけました。過去のシリアスゲームジャムで開発されたゲームと同様、今回の作品群についても改良版・完成版がイベントなどへの出展が予定されています。