ゲーム開発者推薦図書リスト(CEDEC2016)版公開

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毎年恒例のゲーム開発者推薦図書アンケートで、CEDEC2016にあわせて実施したものの集計がまとまりました。

全リストはこちら

今回から1年間(2015年7月1日~6月30日)で出版されたゲーム開発技術書をリストアップし、1人5票まで投票可能な形にスタイルを変更しました。その結果、31名の方から41冊の書籍をリストアップいただくことができました。思いがけず多くの方にご協力いただきまして、たいへんありがとうございます。

その結果、8票ずつを獲得して同着1位となったのは「ゲームクリエイターの仕事 イマドキのゲーム制作現場を大解剖」と、「Unreal Engine 4で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶUE4ゲーム制作プロジェクト」でした。

推薦図書リスト(1位~8位)

No 書籍名 投票数 ジャンル 出版社
1 ゲームクリエイターの仕事 イマドキのゲーム制作現場を大解剖! 8 ETC 翔泳社
1 Unreal Engine 4で極めるゲーム開発:サンプルデータと動画で学ぶUE4ゲーム制作プロジェクト 8 PG ボーンデジタル
3 ゲームを動かす数学・物理 7 PG SBクリエイティブ
3 Unreal Engine 4 ブループリント逆引きリファレンス ゲーム・映像制作現場で役立つビジュアルスクリプトガイド 7 PG 翔泳社
5 ゲームグラフィックス 2015 CGWORLD特別編集版 6 VA ボーンデジタル
6 ゲームアプリの数学 Unityで学ぶ基礎からシェーダーまで 5 PG SBクリエイティブ
6 Game Programming Patterns ソフトウェア開発の問題解決メニュー 5 PG インプレス
Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発 4 PG ソシム
しかめっ面にさせるゲームは成功する 悔しさをモチベーションに変えるゲームデザイン 4 GD ボーンデジタル
組み立て×分解!ゲームデザイン ――ゲームが変わる「ルール」のパワー 4 GD 技術評論社
Unity ゲームエフェクト入門 Shurikenで作る!ユーザーを引き込む演出手法 4 VA 翔泳社

昨年はUnityがゲーム制作現場で定着し、UE4が急速に浸透しはじめた時期だったため、UE4の解説本が上位に来るであろうことは予測されました。しかし、業界研究本が1位を獲得したのには驚かされました。

本アンケートの全回答者属性をみると約半数が業界歴5年未満で、9名が学生・研究者となっており、若手や業界予備軍から支持されたようです。良質な業界研究本が久しく存在しなかったことも、こうした得票につながったのではないかと考えられます。

また今回から出版社別のランキングも集計したところ、1位がボーンデジタル、2位が翔泳社で、接戦でした。ボーンデジタルはヴィジュアルアーツ系、翔泳社はプログラミング系に強く、それぞれの分野で高く評価されたことがわかります。

紙の書籍に加えて、電子書籍との併売が増えた点も今時の出版事情を象徴していました。また、個人出版による書籍がランクインしたことにも驚かされました。今後もこうした「個人によるゲーム開発技術の共有」がますます進むことが期待されます。

本プロジェクトはゲーム開発技術書の質的向上と、書籍選びの指針にしていただくことを目的に、IGDA日本とオープランニングの共同で行っているものです。GDCにあわせて洋書版、CEDECにあわせて和書版を公開しています。過去のリストはこちらから確認いただけます。

なお、本アンケートは同一人物の連続投稿などを厳密にはチェックできていません。あくまで傾向としてご理解いただければ幸いです。

■過去の推薦図書リスト
GDC2016版】(海外)
GCS2015版】(国内)
GDC2015版】(海外)
【CEDEC2014版】(国内)
GCS2014版】(国内)
CEDEC2013版】(国内)
GDC2014版】(国内)
CEDEC2013版】(国内)
GCS 2013版】(国内)
GDC 2013版】(海外)
CEDEC 2012版】(国内)
IGDA SUMMIT 2012版】(海外)
GCS 2012版】(国内)
プロトタイプ版】(国内)