思いがけずホワイトな職場だった
ーー皆さん、勤務状況はいかがですか? ゲーム業界には残業が多いイメージもありますが・・・。
高橋 9時から18時までと拘束時間が決まっているので、自分のスタイルに合っていますね。
リー 10時から19時までです。意外に残業がないので驚きました。たまにありますが、ほとんど19時に退社できています。
河野 フレックスタイム制なんですが、10時から19時まで働くことが多いですね。残業もほとんどありません。
月田 さすがですね・・・。弊社はスタートアップで社員も少ないので、定時はあってなきがごとしです。逆に用事があるときは早めに退社できるなど、かなり融通が利きます。自分もエンジニアだけでなく、企画・営業・デザインと何でもやっています。Unityだけでなく、Photoshop、Illustrator、PHPなども使っています。

ーーそれでは、働いていて一番楽しいときって何ですか?
月田 開発したものがエンドユーザーにわたって、実際に楽しまれている姿を見たときですね。作っている間は辛いことも多いんですが、そうした姿をみると疲れも吹っ飛びます。
河野 弊社はみな、当事者意識が高いんです。30人くらいの規模ですが、自分がやらないと会社が沈む、みたいな。そんなふうに危機意識を持ちながら、新しい企画を考えているときが楽しいですね。
リー 弊社ではメジャータイトルの開発にかかわる機会が多くあります。そこでコンセプトデザインをしていると、すごくやりがいを感じます。
高松 自分は企画に沿って実装しているときが一番楽しいですね。実装に関しては、本当にやりたいようにやらせてもらっています。逆にリリース日を忘れていたりすることもあったり・・・。
業界で叶えたい夢
ーーみなさん充実していますね。では目標について教えてください。
高松 ずっとエンジニアでいたいですね。さっきも言いましたが、もともとプランナー志望だったのが、プログラムのおもしろさにめざめました。ゆくゆくは、もっといろんなタイトル、世界中のゲーム開発にかかわりたいですね。
河野 自分はゲーム開発をする側ではなくて、パブリッシャーなので、日本発のしびれるインディゲームが見たいんですよ。インディゲームの初期の名作に「To The Moon」というアドベンチャーゲームがあり、RPGツクールで開発されて、大ヒットしたんですね。でも、日本からああいったゲームが出てきて欲しいんです。
ーー実際、そういった声は当時からありましたよね。
河野 そうなんですよ。ゲームで感動するストーリーを楽しみたい、素晴らしい音楽を味わいたい、魅力的なキャラクターに出会いたい・・・。そのための環境作りやコミュニティ作りに励みたいです。
リー 子どもの頃から「メタルギア」「逆転裁判」「ポケモン」「ゼルダ」といったゲームに夢中になってきました。私も同じように、みんなが遊べる新しい世界を作りたいです。その中でも私はアーティストなので、ビジュアル面で貢献したいです。
月田 弊社は今、「イベント運営」「受託開発」「学校運営」など5つの事業があるんです。それぞれの事業を軌道に乗せることですね。その上でVR・AR・MR・・・いまはXRと呼んでいますが、この文化を日本にも根付かせたいです。
ーー実際、非ゲーム分野でもVRコンテンツが広がりを見せていますよね。
月田 そうなんですよ。ただ、VRの開発にはゲーム開発のノウハウがけっこう求められるんですが、意外とみんな知らないんですよね。だから簡単に酔ってしまったり・・・。ゲーム業界は横の繋がりが強いので、ゲーム業界外との接点を作っていきたいですね。