IGDA日本 体験型エンターテイメント部会(SIG-体験型エンターテイメント)は特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)と共催で「ARG(代替現実ゲーム/日常侵蝕ゲーム)」に関するミニセミナーを11月22日(土)に実施します。終了後は軽食による交流会も実施します。ぜひご参加ください。
【詳細・申込み】
イベント概要
日常に物語が侵食してくる新たな体験型エンターテイメント「ARG(代替現実ゲーム/日常侵蝕ゲーム)」
世界的には実は四半世紀の歴史があるが、日本ではARG制作集団「第四境界」の成功でようやく認知されるようになり、多くの人がその可能性に注目するようになってきた。
IGDA日本 体験型エンターテイメント部会(SIG-体験型エンターテイメント)が企画・実施する本セミナーでは、2つのセッションを通じてARGが過去どのような形で作られ、使われてきたかを分析する。
今後の日本におけるARGの可能性と、どのような局面で活用できるかを検討したい。
- 主催:NPO法人IGDA日本
- 共催:特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
- 日時:2025年11月22日(土) 18時~(1時間半程度を予定)
- 会場:VIPOホールR(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2階)
- セミナー参加費:1500円
- セミナー+懇親会参加費:4500円
予定タイムテーブル
- 17:30 開場
- 18:00 開会挨拶
- 18:10 講演1(えぴくす)
- 18:50 講演2(石川淳一)
- 19:30 講演終了
- 19:40 懇親会開始
- 21:40 懇親会終了
講演1:第四境界はなぜ成功したのか?
講師:えぴくす(ARGエンジニア/体験型エンタメ情報局 編集人)
2001年にアメリカで始まったARGだが、日本ではまったく成功しなかった。特に2010年前後は多くの企業や団体がARGを仕掛けてきたが、どれも十分な成果を上げることはできなかった。
一方で2020年にARG「Project:;COLD」を仕掛けたメンバーが中心となって2024年春にARGの制作ブランド「第四境界」が誕生。わずか1年半の間に数々のARGを制作し、かつてないほどの成功を収めてきた。
第四境界はなぜ成功できたのか。過去の日本のARGと第四境界にどのような違いがあるのか。 長年日本のARGを見てきたえぴくす氏が第四境界の成功を分析し、いま日本で受け入れられるARGはどのようなものかを解説する。
講演2:ARGの使い方 ~ARGで何ができるか~
講師:石川 淳一(有限会社エレメンツ ゲームデザイナー/SIG-体験型エンターテイメント正世話人)
2001年に映画「A.I.」のプロモーションとして始まったARGは、四半世紀の間にさまざまな形態を生み出した。映画、ゲーム、ドラマ、音楽などさまざまな分野のプロモーションに使われ、またビデオゲーム、シリアスゲーム、書籍、カードゲーム、アパレルなどプロモーション以外の形態も生み出されている。
本セッションでは、ARGの特長を踏まえながらどのようなプロモーションに向いているか、プロモーション以外にどのような形態のARGが制作/活用されているか。またARGの手法がどのような体験型エンタメと相性がよいかといった視点でARGを分析し、今後ARGが日本でどのように広がっていくかについて考えていきたい。
