NPO法人IGDA日本は8月22日〜23日に「福島GameJam2015」を開催いたしました。本イベントは2011年から毎年夏に開催しており、5回目となる本年は、参加者数551名・参加国数5ヶ国・メインおよび連携会場計18会場と最大規模での開催となりました。
「福島GameJam」は、第17回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 審査員会推薦作品に選出されるなど、国内外から高い評価を得ているゲーム開発イベントです。東日本大震災により東北三県は多大な被害を受け、復興途上にある被災地で有望視されている産業の一つである、風評被害などを受けないIT/ICT産業の一つであるデジタルゲーム産業に従事する立場から下記の3点を通して、復興に寄与することを目的として開催しています。
①震災被災地の今と、復興に向けた取り組み、そして力強さの国内外への発信
②次世代を担う子どもたちや若者を対象にした教育プログラムの提供と、
風評被害を受けることのないIT分野での人材育成
③海外との連携による国境を越えた産業連携
5回目となる本年はIT/ICT産業が地理的な制約を受けることがない点に着目し、東北地域と他地域との広域連携を、より国際的かつ密にすることで国境を越えた産業連携を行い、復興に寄与することを目的に、福島県郡山市のメイン会場、国内(10会場)、海外(4カ国・地域8会場)のサテライト会場による全18会場で国際広域連携開催をいたしました(※カナダ会場は諸事情によりキャンセルされました)。
本年は、東京からメイン会場(福島県郡山市)参加者は、専用バスにて東京を出発し、被災地域である福島県南相馬市を視察しました。また、子供向けワークショップを併催し、プログラミング体験、お絵描きワークショップによるゲーム制作参加体験をしていただきました。全会場連携としては30時間全体を通して各会場とネット中継で結び、開会式からゲーム企画、開発α版/β版、最終版のプレゼンテーションを行いました。
詳細についてはリリースをご覧ください。