CEDECスカラーレポート⑦藤巻光平

CEDEECスカラーシップのメンバーとして参加させていただいた日本工学院八王子専門学校の藤巻光平です。

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CEDEECスカラーシップ期間中ではゲーム会社訪問をはじめCEDECのセッションを聞くだけでなくDevelopersNightなどたくさんの体験がありました。
CEDECスカラーシップについては同じゲーム会社で働くアルバイトの先輩からスカラーシップについて聞き、ぜひ自分も参加したいということで応募させていただきました。
1日の会社見学と、3日のCEDEC講演というとても素晴しい予定で参加できる日を楽しみに待っていたのですが参加後に振り返ると思っていた以上の貴重な体験が得られました。

まず、ゲーム会社訪問ではDeNAさん、ジープラさん、Aimingさんを訪問しました。
各社さんごとに開発現場のデスクの仕切り方や設備など独特の特徴があります。
見学以外にもAimingさんでは社員の方々と話をする機会を設けてくださったり、DeNAさんではグループワークとしてオリジナルのすごろくを作るという体験をさせていただいたりもしました。

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ジープラさんでは技術は進化するが感情は変わらない、という「感情産業」などについてのお話を聞くことができました
1日で3つの会社も見学できる機会はまずないため、業界を知るとても良い経験だったと思います。

CEDECセッションでは現在個人でも開発を進めているゲームのエンジン、UnrealEngine4に関するセッションを多く聞きました。
中にはUnrealEngine4の開発元であるEpicGamesさんのセッションなどもあったので聞かさせていただきました
話の内容としてレンダリングのパイプラインの話だったりVRに関するエンジンの機能の紹介です。
今回のCEDEC講演ではVR Now!と呼ばれるVR関連のセッションが数多くありました。
去年のCEDECでもVRコンテンツの講演もあったのですが、今年の講演ではさらに熟成されたVRの今について技術面のみならず、アートや企画についても大変有意義な話を聞くことができました。
基調講演ではドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんらによる開発秘話などを聞くことができました。

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そして一番記憶に残っているDevelopersNightです。
CEDEC二日目の夜に参加されるゲームクリエイターによるパーティーでたくさんの方がいらっしゃっていました。
サイバーコネクトツーの松山社長や各ゲーム業界の著名な方々もお目にすることができました。
これらの方々に挨拶する機会もほとんどないためとても良い経験になりました。
業界の方だけでなく業界を目指す他の学生さんなどもいたのでその方たちと交流をしたりすることができました。
同じ学生だとどんなことをやっているか聞いたり自分たちのことについて様々なことを語り合いました。
同じ業界を目指す人間としてどんなことをしているかを聞くと、自分も頑張ろう!という気持ちになりとてもモチベーションが上がりました。
たくさんの方と交流でき、とても大きな刺激をもらうことができました。

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CEDECスカラーシップはただCEDECのセッションを聞くことができるだけでなく、すでに業界で活躍されている人や、同じ業界を目指している人達と交流をすることができ、とても多くの刺激をもらうことができます。
これからも頑張って業界を目指しCEDECスカラーシップ期間中に出会えた方達と業界の中で再会できれば嬉しいです。

IGDA日本の小野さんをはじめとする運営に関わってくださった皆様、今回はこのような貴重な体験をする機会を設けてくださりありがとうございました。