CEDEC2022スカラーシップ体験レポート⑦奥村飛斗

CEDECスカラーシップ2022に参加させていただきました。京都コンピュータ学院ゲーム学科のゲームプランナー志望の3年生の奥村飛斗です。この3日間の講演を通じて感じたことを述べさせてもらいます。

今回CEDECの初参加となりましたが、豪華なセッションの数々と様々な分野ごとに振り分けられたセッションの多さに驚きました。私は、ゲームデザインを中心にセッションを歩き回り、タイムシフトの方で気になっていたセッションを見回りました。私が思ったのは、どのセッションも、非常に分かりやすく興味を引き立たせるものばかりでした。最新で発売されているものに関するセッションも多くあり、どれも設計・技術ともに、たくさんのこだわりをたくさん聞けるので、贅沢すぎる3日間でした。

CEDECスカラーシップの3日間を終えて感じたことは、2つあり、1つ目は、「情報・知識・業界の情報集めができること」と、2つ目は、「私自身のゲーム分野の視野の狭さに気がついた」ということです。

1つ目の、「情報・知識・業界の情報集めができること」はセッション内を通じて感じました。というのも私自身、業界の知識や情報が不足しているという問題点がありました。セッション内でも、様々な情報と制作の問題解決の糸口などを聞けたりするので、自身でも蓄えていた知識というものが、まだまだ足りなかったということに気づき、技術という技術は自らが ”話を聞く”ということで、やっと情報を得られるものだと私の心に刻み込まれました。そしてメインで聞いていたゲームデザインのセッションで最も共通していたことは、ゲーム制作をやるということは、チームの全体が一貫して情報の共有ができていること。さらにユーザー様にフィードバックを頂き、ユーザー様にどのような体験させたいかを明確にさせ体験をより追求させより良いゲームを制作する。というのが印象にのこっています。このようにセッションを通じて業界様の詳細や、知識・情報として蓄えることができます。

2つ目の、「私自身のゲーム分野の視野の狭さに気がついた」はこちらもセッションを通じて感じました。

実際1つ分野のことに注視して1つの分野だけを突き詰めていると、見えないところがでてくるものです。サウンド分野やビジュアルアーツ分野、ビジネス&プロデュース分野など様々なセッションを見てみると、がらっと思考が変わり、技術やユーザー様に対してのアプローチなど、あらゆるところに工夫や技術がこれでもかと詰め込まれており、気づかされることが多かったです。「ここに行きたいからここしか勉強しない!」は勿体無い。勿体ないどころの話ではないと感じました。これからゲーム業界を目指していくにあたり、色々な分野に着目することは大切で、当たり前のことなんだとお恥ずかしながら、改めて感じました。

まとめますと、どのセッションでもそうでしたが、ゲームでの「ユーザーが求めている体験」と「どのように体験させるか」というところの追求の奥深さが聞けて、実際プレイしていても気づけないような工夫という工夫が膨大にあり、感慨深いものでした、

また余談ですが、CEDECスカラーシップでのメンバーでGatherというバーチャル空間サービスを使い、アフターMTGをしていました。メンバーとの感想の共有やゲーム業界のクリエイターさんたちのゲーム業界の濃いお話を聞けたりして、さらに話を深めることがCEDECスカラーシップではできました。私はメンバーとGatherを通し、もっとゲーム制作への意欲を高めることができました。

最後になりますが、このような貴重な機会を与えてくださった関係者の皆様、本当に感謝を申し上げます。今回得られた学びを必ず活かしていき、ゲームプランナーを目指すと共に、日々努力していきたいと思います。ありがとうございました。