バンダイナムコ研究所と東大松尾研発のAIスタートアップACESはAI技術の研究開発に使用可能な3Dモーションデータセットを制作しました。データデットはACESのWebサイトで販売中です。
モーションデータセットはダンスの動作を表す6種類のコンテンツと、「かわいい」「荒々しい」などのキャラクター制を反映した7種類のスタイルを組み合わせた、合計42種類のモーションから構成されます。キャラクターにジェスチャーやダンスをさせて、挨拶や感情表現を表すエモートに利用することが可能で、合計147万5826フレームのデータが含まれています。AI技術の研究開発での利用に留まらず、3Dアニメーション制作やゲーム開発にも応用可能で、商用利用も可能です。
両社は2022年1月にAIを用いたキャラクターのモーション生成に関する研究開発を目的としてプロジェクトを発足しました。その後、バンダイナムコ研究所は2022年4月に研究者向けに「Bandai-Namco-Research-Motiondataset」を無償公開しています。今回、研究のためにより高品質のデータを求める声や、商業利用についての問い合わせが増加したことから、特にエンターテインメント分野において実用的で希少性の高いモーションを中心に、データセットが制作されました。
データセットの販売はACES社が担当します。問い合わせサイトはこちらです。
dance-1 (手足を曲げ伸ばししながら、左右に大きくステップするダンス)