TGSスカラーシップ2019体験レポート⑥ 土田桃香

総合学園ヒューマンアカデミー秋葉原校ゲーム学科CGデザイナー専攻1年の土田桃香と申します。

この度、有難いことにTGSスカラーシップ2019に参加させて頂きました。

一日目はスタジオツアーとのことで、あまた様、ポケラボ様、プラチナエッグ様の3社を見学させて頂きました。

あまた様では、社員の皆様が働きやすいように様々な工夫がなされており、このような職場で働けたら幸せだろうな。と思いました。

事業自体も最先端のジャンルに挑戦しており、常に新しいことに挑戦している会社様だという印象を受けました。

ポケラボ様のオフィスは昔テレビで見たグローバル企業のオフィスのように美しく、施設が充実していて感動しました。

日当たりがよくのびのびと働けそうだと感じました。

壁一面に直接描かれたイラストが印象的でした。

プラチナエッグ様では、主にブロックチェーンゲームについてお話を伺いました。ブロックチェーンゲームという名称を耳にしたのはこれが初めてなのですが、株のようにユーザーが一攫千金を狙えるゲームとのことで興味が湧きました。

これを期に、ブロックチェーンゲームについて調べてみようと思います。

二日目以降は、TGSに参加させて頂きました。

ビジネスデイは比較的空いていて、たくさんのブースを見学することができました。

学生さんのブースでは同年代ながらとてもクオリティーの高い作品をたくさん目にし、私も頑張らなくてはと良い刺激になりました。

最新のVR作品を試遊させて頂き、技術の発展を肌で感じることができました。

インディーズブースでは、インディーズ作品とは思えないほどにすごい作品がたくさんあり驚きました。

自分の展示は『星灯りの配達人』という2Dランゲームで、初めて学校でチーム制作した作品です。

周りの作品に比べて劣っているのではないだろうかと不安になったのですが、たくさんの方々にお褒めの言葉を頂けとても嬉しかったです。

同時にアドバイスもたくさん頂き、自分たちでは絶対に気づくことのない改善点を知ることができました。

ゲームに興味のない母もブースに足を運んでくれ、お客様に説明をしている私を見て嬉しかったと言ってくれました。

自分の作ったゲームを他の人に目の前で遊んでいただく体験は初めてなので、とても貴重な体験をすることができました。

センスオブワンダーナイトでは、世界中のインディーズクリエイターの渾身のゲーム作品のプレゼンを拝聴させていただきました。

本当に素晴らしい作品ばかりで、努力や熱意をひしひしと感じ思わず涙ぐんでしまいました。

自分もこのような場で表彰されるような魅力的な作品を作ってみたいと思いました。

昼休みはメンターランチとのことで、業界の一線でご活躍なさっているゲームクリエイターの方とお食事を共にさせていただきました。

ここでしか聞けないお話を聞かせていただいたり、ポートフォリオを添削していただいたりと大変有意義な時間を過ごさせていただきました。

特に嬉しかったのが、スクウェア・エニックスの方の『これくらいの実力があれば就職できるよ』というお言葉でした。

就職できるかという不安に常に押し潰されかけつつ生きてきたので、とても心が軽くなりました。

私は人見知り気味でなかなか人と上手く話せないのですが、ゲームクリエイターを目指すという同じ志を持っているからか、スカラーシップ生の皆様とは楽しく話すことができました。

互いに高めあえるような友人として、これからもいい関係を築いていきたいです。

このような大変貴重な機会をくださったIGDA日本様、本当にありがとうございました。

この経験を胸に留め、素晴らしい作品を生み出せるクリエイターを目指し精進していきたいと思います。