CRI・ミドルウェア、欧米事業展開の責任者に元米国Activisionオーディオ部門トップのアダム・レヴェンソン氏を招聘

CRI・ミドルウェアは、欧米ゲーム業界で20年以上の経験を持ち、クリエイティブ、開発技術、ビジネス、法律に広く精通するアダム・レヴェンソン氏を、ゲーム開発向けミドルウェアCRIWARE(シーアールアイウェア)の欧米事業における責任者として招聘したことを発表しました。レヴェンソン氏は欧米におけるVR/ARへの最先端ソリューション提供や、音声・映像ミドルウェアのCRI ADX2やCRI Sofdec2のプレゼンス拡大・開発コミュニティ醸成などに推進する予定です。

同社代表取締役社長の押見正雄は「欧米ゲーム業界の上級幹部として豊富なマネジメント経験を持ち、ゲームオーディオのリーダーであるレヴェンソン氏がジョインされることを大変嬉しく思います。
私もレヴェンソン氏と同じように、1990年代から25年以上、ゲームのオーディオ・映像技術の開発に携わり、ゲームクリエイターの表現への挑戦をサポートしてきました。カプコン、スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコエンターテインメントなど、多くのメジャータイトルにCRIWAREは採用されています。レヴェンソン氏と日本のメジャーミドルウェアであるCRIWAREとの出会いが、欧米のゲームクリエイターの皆様にとって、さらに新しいゲームの可能性を創造するものと信じています。」とコメントしています。

アダム・レヴェンソン氏も「CRIの押見社長、またグローバル事業推進室室長の中里氏にお会いして、CRIWAREの技術に感動し、彼らの世界基準のソリューション提供へのコミットメントに感銘を受けました。素晴らしいパートナーになれることを確信していましたので、CRIWARE海外展開の役割を担えることに大変興奮しています。VR/AR技術の台頭によって数十年ぶりにゲームプラットフォームのパラダイムシフトが起こっている中、CRIはオーディオ・映像の最先端ソリューションをマルチプラットフォームに展開できる、貴重なポジションに置かれています。」とコメントしています。

また元SCEEオーディオ開発責任者で、クリエイティブ産業向けのコンサルティングに従事し、ゲームオーディオ技術のイノベーターとしても知られるTsugi社 CEOのニコラス・フーネル氏も「レヴェンソン氏がCRIの欧米事業の責任者として迎えられることは、ゲーム開発コミュニティ全体にとっても素晴らしいニュースです。開発技術からビジネスや法律まで、レヴェンソン氏が持つ豊富な知識と経験は、CRIWAREが世界で躍進する大きな力となるでしょう。世界中のゲーム開発者たちがCRIWAREといういま最も生産的で直観的なオーディオ・映像ソリューションを使い、どんな素晴らしい作品を生み出すのかとても楽しみです。」とコメントしています。

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■アダム・レヴェンソン氏(Adam Levenson) 略歴
1990年代前半にミュージシャンからマルチメディアの作曲家・サウンドデザイナーに転身し、その後Interplay、Electronic Arts、Shiny Entertainmentなどの大手ゲーム会社でサウンドディレクターを務める。
2006年から2011年にかけて、世界的大作「Call of Duty」で知られる米国ゲーム会社Activisionに在籍。オーディオ部門およびタレント部門を創設し、オーディオ部門のトップとして「Call of Duty」や「Skylanders」などの人気ゲームの制作に携わる。
2011年、Levenson Artists Agencyを設立し、Hans Zimmer、Cirque du Soleil、Tina Guoなどの作曲家とゲーム業界をつなぐ。
近年では、モバイルゲームオーディオ制作の大手、Somatone社のCOOを務める。
ロヲラ法科大学で法務博士、カリフォルニア芸術大学で芸術学修士(音楽)、ボストン大学で音楽学士を取得。

 

 

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