日本ゲーム大賞アマチュア部門優秀賞「OVERLAY」で、受賞記念コメントを掲載しました!

惑星から惑星へと移動し、酸素を補給しながら、惑星にいるホシちゃんを集めるパズルゲーム「OVERLAY」。名古屋工学院専門学校の学生チーム「TeamKoide」によって制作され、2019年度の日本ゲーム大賞アマチュア部門で優秀賞に輝いた作品です。このたび、チームメンバーから受賞に関してコメントがとどきましたので、ご紹介します。

小出 修基 

愛知県立東海商業高等学校出身
チームリーダー/ゲームデザイン&メインプログラム担当

受賞できたことをとても嬉しく思います。250を超える作品の中から選ばれた5作品の中に入れたということが、何よりも光栄です。

この『OVERLAY』は、「絶対にかぶらない!」を目標に、デザインしました。ぼくは、昔からユニークなゲームが好きです。専門学校に入って作る側になってからも、「オリジナル」「ユニーク」「新しい」の3つに、ずっとこだわって来ました。今回出されたテーマ「☆」を前に考えたのは、「他の応募者とかぶるようなゲームは作らないぞ!」ということです。なかなか構想がまとまらず、焦りも覚えたのですが、ここで妥協しなかったことがいい結果につながったのだと思います。

今、次回作に取り組んでいます。ジャンルもプラットフォームも違う、全くの新作です。実はこれまでも「新しい」にこだわり、ジャンル・プラットフォームも全部違うゲームを作ってきました。

また、就職という目標もあります。もう3年生なので、まもなく就職活動が始まります。周囲には「インディーズでやりたい」と言っている人もいるのですが、ぼくはきちんとゲーム会社に就職するつもりです。そして一流のプロたちの中で研鑽し、将来は業界の最前線で活躍できるゲーム開発者になりたいと思っています。

各務 颯馬 

ぎふ国際高等学校出身
プログラム担当

何より授賞式が最高でした。大勢の人が見守るステージに登り、まぶしいライトを浴びながらチームや作品が紹介され、本当に興奮しました。それと、バックヤードの盛り上がりも楽しかったです。

プログラミングは、専門学校に入ってから始めています。プレイヤーとして好きなジャンルもあるのですが、あえて絞り込まず、いろいろなジャンルに挑戦してきました。また、期間をかけたチーム制作だけでなく、内外で開かれるゲームジャムにも積極的に参加、腕を磨いてきました。

ぼくたちは3年生なので、制作の機会もだんだん限られてきます。そんな中、力のある人とチームを組んで、凄い作品を作っていきたいです。また、いよいよ就活が始まります。是非とも入りたいと思える会社も見つかっているので、こちらもがんばります。

山本 将大 

あいち造形デザイン専門学校高等課程出身
グラフィックス担当

1年生の後期から小出君と組んでオリジナル作品を作り続けてきました。今回の『OVERLAY』が第4作になりますが、ずっとグラフィック担当です。

自分はデザインの高校を卒業しています。プログラミングも身につけたいと思って進学したのですが、この学校で学んだ3DCGが面白くて、気がついたら実習ではグラフィックばかりやっていました。注意しているのは、やはり「オリジナル」と「ユニーク」。自分の担当はキャラや舞台を作ることですが、誰の真似でもなく、また誰も見たことがないようなものを作ろうと、デザインから実装まで気合いを入れて取り組んでいます。

受賞できたのは、もちろんとても嬉しいです。何より「目立った」ということです。これまでもいろいろ賞をとってきたので、学校の中ではかなり目立っていました。それが今回のゲーム大賞では「名古屋で唯一」の存在になれたので、すごくいい気持ちです。

就職については、ゲーム会社でCGの職種に就きたいと思っています。デザイン系の人のような華麗なポートフォリオはありませんが、ゲームのグラフィックス中心で創作していたことを強みに、チャレンジしていきます。

最後にメンバーの皆さん、あらためておめでとうございました!