マイクロソフトが『マインクラフト』を活用した学習教材『Active Citizen』を提供を開始し、ノーベル平和センターでイベントを実施

マイクロソフトはノルウェーのオスロにあるノーベル平和センターで3月1日(米国時間)、『マインクラフト』を用いた没入型学習体験プロジェクト『アクティブ・シチズン(積極的に社会参加する市民』の提供を開始しました。子どもたちに過去と現在のノーベル平和賞受賞者を知ってもらい、世界にポジティブな変化をもたらすのに必要なスキルを理解してもらうことを目的としています。『Active Citizen』は、現在世界に数百万人いる『Minecraft: Education Edition』のユーザーが利用可能です。

発表にあたってオスロのノーベル平和センターで開催されたライブイベントでは、ノルウェーの教育大臣トンジ・ブレナ氏と文化省のオーディン・アデルステン・ボーマン氏がカンペン校の生徒と交流し、「積極的に社会参加する市民」であることの意味について議論しました。その後、マイクロソフトの『Minecraft Education』チームおよび、マイクロソフトノルウェーの従業員と共に、はじめて『Minecraft: Education Edition』をプレイしました。

プレイヤーは『Active Citizen』の『マインクラフト』ワールドで、ノーベル賞創設者のアルフレッド・ノーベル氏に出会います。続いてプレイヤーはノーベル平和賞受賞者であるマララ・ユスフザイ氏、ワンガリ・マータイ氏、フリチョフ・ナンセン氏、ダライ・ラマ14世と交流し、彼らのストーリーや、それぞれがコミュニティで平和を築くうえで直面する課題の克服に協力します。最後にプレイヤーは、自分たちにとって意味のある地域のテーマを見つけ、平和に対するビジョンを表現する独自の建造物を構築するように呼びかけられて終了します。ノーベル平和センターでは今後、世界中のプレイヤーから寄せられた「Active Citizen」デザインの展示会が予定されています。

マイクロソフトでは「Mojang Studiosは、ゲームをプレイする力(the power of play)を通じてより良い世界を築き、子どもたちが地域社会にポジティブな影響を与えられるよう尽力しています。『マインクラフト』という身近な世界の中で、子どもたちとノーベル平和賞受賞者との交流の場を設け、受賞者の人生について学ぶだけでなくその故郷を訪問することで、誰にとってもより平和な世界になるよう行動を起こしてもらえれば幸いです。

ノーベル平和センターおよびGames for Changeと協力し、ゲームに基づいた学習を通して行動を促すことができ光栄に思います」とコメントしています。

『Active Citizen』のゲームとそのレッスンプランは、『Minecraft: Education Edition』のユーザーであればゲーム上もしくは『マインクラフト』のWeb上で利用できます。『Active Citizen』の無料デモは今月後半に公開予定です。その他の学習資料は、ノーベル平和センターの教育ポータルで参照できます。

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