GDC 2023で開催されるIGF アワードでオーディオ・ビジュアルアート・学生ゲームアワードの審査員が発表

IGDA日本はGDCの公式メディアパートナーです。GDCのニュース記事「Here Are The IGF Juries For The Audio, Visual Art, And Student Game Awards At GDC 2023」について、参考訳を掲載します。

GDC 2023ではIGFアワードの準備が進行中です。本イベントで表彰される、素晴らしいゲームの数々を審査する審査員紹介の第二段をお届けします。

IGFの第一次審査が終了した今、Game Developers Conferenceは2023年IGFアワードの審査員グループ第二段を発表することに興奮しています(第一次審査員団はこちらでご確認ください)。IGF審査員は、特定の分野の専門家で構成されており、2023年のIndependent Games Festivalにエントリーされた優れたゲームをプレイし、評価し、議論します。

オーディオ部門優秀賞、ビジュアルアート部門優秀賞、学生ゲーム部門最優秀賞の審査員は以下の通りです。

オーディオ部門賞

サイモン・バイロン:Yogscast Gamesでパブリッシングディレクターを務めるSimon Byron氏。

ホアン・オルジュエラ:コロンビアのボゴタ出身の音楽家であり、ゲームや実験的なオーディオビジュアル・インスタレーションのためのインタラクティブな作曲と、サウンドデザインを専門とするゲーム開発者です。現在はドイツのケルンでインディゲームスタジオのLudopiumを共同設立しています。

ダニエル・ローゼンフェルド:現在、Davey Wredenの新スタジオIvy Roadでデビュー作の作曲に励んでいます。

アンナ・キプニス:Double Fine Productionsで『Psychonauts』、『Brütal Legend』、『Costume Quest』、『Once Upon a Monster』、『The Cave』、『Dear Leader』、『Broken Age』、『Headlander』、『Psychonauts 2』の制作に参加したことで知られています。また、インディースタジオのSanta Ragioneと『Final Candidation』、『Wheels of Aurelia』でコラボレートしています。Molyjam(2012-2013)の設立オーガナイザーであり、IGFのテクニカル部門賞の審査員、Global Game Jamテーマ委員会の委員を務めたこともあります。現在はGoogle Researchで、楽しいプレイヤー体験にむけた機械学習の利用法を研究中です。

M Boch:m@はNYU Game Centerでゲームデザインの准教授を務めています。また、Harmonix Music Systemsで10年以上、デザイナーとクリエイティブ・ディレクターとして活躍しました。現在、彼らは独立したゲーム開発者、サウンドデザイナーとして活動しており、特にBAFTAアワードを受賞した野心的な音楽システムとApe Outのサウンドデザインを作り上げました。

アイザック・イオ・シャンクラー:『Ladykiller in a Bind』、『Analogue』などの受賞歴のあるインディーゲームの作曲家です。『A Hate Story』、そして近日発売予定の『Skategirl Destroys the Universe』の作曲家でもあります。カリフォルニア州立工科大学ポモナ校で音楽の准教授を務めています。

サマンサ・カルマン:ゲームデザイナー、ミュージシャン、エンジニアで、ゲーム業界で15年以上の経験があります。彼女のデザインワークは、『Sentris』のようなインディーゲームから『Apex Legends』のようなAAAプロジェクトまで多岐にわたります。

ビジュアルアート部門賞

チェルシー・ハッシュ:ゲームデザイナー兼アーティストで、『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』、『Solar Ash』、『Radiohead Kid Amnesia Exhibition』などのプロジェクトで知られています。2005年以来、インタラクティブな創造的空間で子供向けの携帯ゲーム、学術研究、コンサートのリアルタイム映像など、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。

マリエル・コー:Red Hook Studiosで『Darkest Dungeon 2』のリード環境アーティストを務めています。彼女はゲーム、映画、テレビの3Dアーティストとして10年以上の経験があります。コスチュームを作ること、水彩画を描くこと、そして年中ホラー映画を見ることが大好きです。

オーラ・トリオロ:10年以上にわたってインディーゲームのアニメーションを担当し、ほぼ同じ期間、Twitterで叫んでいます。現在はIvy Roadでアニメーションのリードを務めています。

ジェシー・ターナー:ジェシー・”ドローブレイン”・ターナーはバンクーバーを拠点とするアーティストです。ゲーム業界で15年間、『Griftlands』や『Viking Squad』などのタイトルで活躍しており、Twitterでは彼と彼のクレイジーなキャラクターを見ることができます。

グレッグ・ロバノフ:インディーゲームのゲームデザイナーで、『Wandersong』や『チコリー 色とりどりの物語』といった、高評価を得たタイトルで知られています。彼は生まれつき、どのアートが良いアートなのかを正確に知ることができる絶妙な能力を持っています。

ローラ・ユルマズ:CM、アニメーション、ゲームなどのアニメーションディレクター兼アートディレクター。彼女の作品はアヌシー国際アニメーションフェスティバル、オタワ国際アニメーションフェスティバル、アニマフェスト・ザグレブなどの国際映画祭で上映され、クリオ賞やADC賞で最優秀賞を獲得しています。Sundance New Frontier Story LabとStugan indie games acceleratorの卒業生です。

アマンダ・ウィリアムズ:奇妙な植物のイラストを描き、2D背景を専門としています。『The Secret of Bryce Manor』、『Waking Mars』、『Spider: Rite of the Shrouded Moon』『Where the Water Tastes Like Wine』などの開発に参加しました。

最優秀学生ゲーム賞

ジョゼ・P・ザガル:大学ランキングトップのユタ大学のゲーム教育プログラムの教員です。『Ludoliteracy』を執筆し、『Videogame Ethics Reader』『Role-Playing Game Studies』、学生が執筆した『Game Design Snacks』などの編集をしています。ジョゼはデジタルゲーム学会(DiGRA)から卓越ゲーム研究者として表彰されました。高等教育ビデオゲーム連盟(HEVGA)のフェローも務めています。

ジェフ・ペトリエロ:ニューヨーク大学ゲーム研究センターでゲームデザインの教鞭をとっています。また、ニューヨークタイムズのゲームチームでプロデューサーを務め、『Wordle』やクロスワードなどのゲームに携わっている。2022年には、サム・バーロウの『IMMORTALITY』や、イタリア系アメリカ人をテーマにした、おいしそうな占いができるクィアなデッキ『The Pasta Tarot』の第2版をリリースしています。

リンゼイ・グレイス:マイアミ大学のインタラクティブ・メディア学部長であり、インタラクティブ・メディアにおける芸術学修士課程のディレクターです。高等教育ビデオゲーム連盟(HEVGA)の副会長、2019年のGames for Change Vanguardアワードの受賞者、多数のインディーゲームのゲームデザイナー/開発者/アーティスト、書籍『Doing Things with Games』『Social Impact through Design』『Love and Affection in Games: A Design Primer』、『Black Game Studies』などの著書で知られています。

アンディ・ニーレン:ゲームクリエイター、学者、アーティスト、音楽家、コンピュータ科学者、建築家、エンジニアで、南カリフォルニア大学のシネマティックアートとコンピュータサイエンスの教授でもあります。「Eggplant」を共同主催しています。『The Secret Lives of Games』ポッドキャストの共同ホストであり、OCVEEとして音楽制作を行い、Hemisphere Gamesのメンバーでもあります。

APトムソン:『Fortune-499』、『Swap Sword』、『Multibowl』、『Beglitched』(2016年IGF学生ゲーム部門受賞)など、数多くのゲームに携わってきたゲームデザイナー兼プログラマーです。APは現在、Beglitchedの共同設立者であるJenny Jiao Hsiaと一緒に、近日発売予定のゲーム『Consume Me』の制作に取り組んでいます。

リチャード・ペリン:white chamberとKairoのクリエイターです。彼はインディー、VR、AAAで仕事をし、インタラクティブな物語の探求を目指してきました。

キャロル・マーツ:Exploding Kittensのシニアゲームデザイナーで、インディーゲームスタジオInsatiable Cycleの創設者です。インタラクティブアートとメディアの分野で10年以上働いてきた彼女の作品群は、私たちの視点を広げ、私たち自身とお互いについて学び、遊びの典型的な境界線に挑戦する、多分野にわたるプロジェクトの作成と支援を中心としています。

Independent Game Festibval 2023の全応募作品はこちらでご確認ください。コンペティションのファイナリストは2023年初めに発表され、受賞者は3月22日(水)にサンフランシスコのモスコーニセンターで開催されるGame Developers ConferenceのIGF アワード(GDC Twitchで同時放送あり)で発表されます。

GDCは2023年3月20日~24日にサンフランシスコで開催され、現在登録受付中です。詳しくはウェブサイトをご覧いただくか、ソーシャルメディアで#GDC23のハッシュタグをフォローしてください。

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カテゴリー: GDC