書籍『構図とナラティブ:絵にストーリーを語らせる秘訣』刊行のお知らせ

画像生成AIに最も模倣されたグレッグ・ルトコフスキをはじめ、世界の著名アーティストが「構図」や「ナラティブ」の理論と実践を徹底解剖する書籍『構図とナラティブ:絵にストーリーを語らせる秘訣』が全国の書店で刊行されます。

グレッグが解説する「構図」パートでは、美を支配すると考えられている数学的なルールから、リズム、バランス、色彩、光などの流動的なツールまで、美術史を通して優れた構図を生み出してきた技法が、多彩な図例とともに紹介されます。ポートレートから静物画まで、さまざまな構図の背後にある理論を発見するとともに、ルールの破り方までが披露されます。

同じくアートの基礎となる「ナラティブ (物語性)」についても解説されます。グレッグの作品や過去の印象的な例を見ると、世界中のアーティストにとって、ストーリーテリングが常に主要な焦点だったとわかります。ユーモア、あいまいさ、伏線、象徴、誇張などの多様なアプローチを探れば、あなたの絵にナラティブを創造する自信を与えてくれることでしょう。

他に4人の著名アーティスト、デヴィン・エル・カーツ、ネイサン・フォークス、ヨシュア・クレア、ドム・レイが、「構図」と「ナラティブ」の使い方を探求するための、特別なチュートリアルを紹介します。バランス、構成、催眠術のようなストーリーテリングを実現するために、各段階で下した決断について説明されます。さまざまなスタイル、技術、メディアで活動するプロのギャラリーも必見で、さらなる洞察が得られます。

「構図」と「ナラティブ」を幅広く学べる、他にない1冊です。

主な執筆アーティスト

● グレッグ・ルトコフスキ
フリーランスのイラストレーター・コンセプトアーティスト。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト、ユービーアイソフト、ディズニー、ゲームズワークショップ、ブリザード作品のイラストやコンセプトアート等を手掛けている。https://www.artstation.com/rutkowski

● デヴィン・エル・カーツ
クリーチャーやエンバイロメントを得意とするデジタル・アナログ イラストレーター。主なクライアントは、ネットフリックス、ダークホース、ディズニー、ハーパーコリンズ、ペンギン・ランダムハウス、ルーカスフィルム など。https://www.devinellekurtz.com/

● ネイサン・フォークス
12本の長編映画にクレジットされている現役のアニメーション・アーティストであり、ドローイング、ペインティング、色彩、デザインの教師。主なクライアントは、ドリームワークス、ディズニー、ブルースカイ・スタジオ、パラマウント・アニメーションなど多数。http://www.nathanfowkesart.com/

● ヨシュア・クレア
米国のファインアーティスト。20年近く油絵を描いており、風景やフィギュラティヴ(具象)アートで広く知られている。https://www.joshclare.com/

● ドム・レイ
アメリカ在住のフリーランス アーティスト。専門はコンセプトアート、世界観の構築、ストーリーテリング。個人IP(知的財産)を作成し、長編のアートブックに仕上げ販売している。https://www.artstation.com/dlartistry

書籍概要

  • 書籍名:構図とナラティブ:絵にストーリーを語らせる秘訣
  • 刊行予定日:2023年11月下旬
  • 著者:3dtotal
  • 定価:5,940円(本体5,400円 + 税10%)
  • ISBN:978-4-86246-571-9
  • サイズ:210 x 279 x 15 mm (A4変形)
  • ページ数:280ページ
  • 発行:株式会社ボーンデジタル

※本書は『Artists’ Master Series: Composition & Narrative』の日本語版です。

カテゴリー: book